鍔迫り合いの音がまぶしい人生、戦い昨日よりも、今日強い〜♪

[雑記]

義経は先週の予告を見て、てっきり今週が五条大橋の戦いかと思いきや、今週は五条大橋の戦いに至るまでの遮那王、弁慶の経緯を説明し、最後の最後で五条大橋にて対峙し盛り上げて、また来週という流れで終了しましたが、次週も楽しみにさせてくれる、いい引っ張り方でした。『武蔵』『新撰組!!』と徐々に面白くなってきているので、義経も毎週の楽しみの一つです。
そして義経といえば、源平討魔伝(断言)。もう19年前のゲームにはなりますが、源氏こそ魔に魅入られた一族として描き、最後に主人公である平景清が一族の復讐を果たすと四散するエンディングで、当時歴史の授業で植えつけられていた源氏=正義、平氏=悪といったイメージを、ひっくり返してくれるほどの強烈な印象を自分に残してくれたゲームでした。(後にPCエンジンオリジナルで、源平討魔伝 巻之弐という続編が発売され、1作目には出てこなかった木曽義仲が出てきたり、ビッグモードオンリーになりましたが、なぜ1作目に滅んだはずの源氏が復活したのか説明がなく、演出が1作目よりも劣るので、イマイチでしたが・・・)

去年の年末、本屋でふとタイトル買いしたコミックがあり、その本のタイトルは『源平天照絵巻 痣丸』。中を読み進めてみると、主人公は平氏の残党の悪兵衛、死んだ源氏の武者たちが黄泉返り、生存している源氏一党の武家社会を裏で支えながら、平氏の残党を狩ったり平民たちを襲う魔物と化したので、それを討ち果たしながら頼朝を討つ為に旅を続ける漫画なのですが、1巻の段階で早々に悪兵衛のまたの名が平景清だと判明し、源氏直系の死者を滅ぼすには痣丸という名の剣でなければ再度黄泉返るのですが、この剣も後に本当の名は草薙の剣である事が判明し、あれよあれよと源平討魔伝のような話が展開されていき、木曽義仲義経とも戦う事になります。源平討魔伝と異なるシチュエーションも多々ありますが、黄泉返った死者は皆能面などの仮面(義経なら、もちろんからす天狗)を被り、作者である玉置一平の独自解釈における源平討魔伝ワールドが展開されていて、源平討魔伝好きは一読をお勧めします。

コミックは現在3巻まで、雑誌はコミックフラッパーで連載中なので、本屋で見つけにくいかとは思いますが、下記リンクの作者のページを見て、判断材料にされるのもいいかと思います。

『源平天照絵巻 痣丸』作者 玉置一平氏のページ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tamakin/aza_top.htm