聞こえないか、君?聞こえるだろう、君?ほら、あのマシンのば〜く〜おん〜♪

[雑記]

昨日の話になりますが、遂に始まりました仮面ライダー新シリーズ『仮面ライダー響鬼』。
平成ライダーは改造人間じゃなかったり、止めをさしても敵が爆死しなかったり、イケメン重視のキャスティングの為、役者が大根だったり滑舌が悪かったり、番組が終わったらぶっちゃけ気持ち悪いと恩を仇で返されたりと、オールドタイプのライダー好きには新作が発表される度に期待と不安のせめぎ合いを繰り返してきたと思います。
今回の『響鬼』は、主人公を演じる細川茂樹が、初の三十路を超えた主人公ライダーを演じ、口から火球を吐く必殺技"鬼火"、音叉を鳴らして行う変身と従来のライダーとは全く異なる1話から始まりましたが、それなりのキャリアがある役者が演じるだけあって、台詞回し、キメのポーズ(右手を顔の前で横にしてするピースサイン、または『め組の女』のキメの部分を手の甲を相手に向けるポーズ)は、棒読みでもくさくもなく、安心して視る事が出来ました。

平成ライダーを楽しめる奴は、ミーハーだとかノンポリだとか言う10人ライダー(もしくは11人ライダー)原理主義者もいるかと思いますが、そういう輩に是非言いたい、『心に棚を作れ!!』と。
決して10or11人ライダーを否定する訳でもなければ、平成ライダーを賛美するつもりも毛頭ありません。(スカイライダー、スーパー1をリアルタイムで毎週欠かさず視て育ちました。)
自分は、平成ライダーは日曜AM8:00から始まる特撮シリーズの名称として割り切って視ています。おそらく若かりし頃の自分であれば、龍騎のベルデby黒田アーサーの「人間は皆ライダーなんだよ!!」なんて台詞を聞いたら卒倒し、拒否反応を示していたと思います。しかし、冷静になって”仮面ライダー”という文字をとりあえず、どこかに置いておき”響鬼”という特撮作品を視てください。きっと日曜の朝を彩る番組になると思いますよ?

なお、やっぱり仮面ライダーは改造人間が悪の秘密結社と戦わなければライダーじゃないという思いが強い方は、村枝賢一仮面ライダーSPIRITSでライダー分を補給しましょう。ZX編に入って当初はTVマガジンの雑誌企画をSPIRITSの展開に当てはめて進めていましたが、マガジンZ誌上では現在BADANの首領が全世界に魔方陣を発生させ、蘇った過去の改造人間、地獄大使、百目タイタン、ショッカーライダー(これは蘇った訳ではないか?)が活躍(暗躍?)しています。ライダー分はSPIRITSで十分補給できますので、変な先入観を持たずに龍騎響鬼を見てみると、従来のシリーズになかった面白さが見えてきますよ?(響鬼は始まったばかりじゃん。)

なお、副読本として長谷川裕一の『もっとすごい科学で守ります』をお勧めします。
これは、マップスクロスボーンガンダムダンクーガBURNの漫画家 長谷川裕一が愛を以って特撮作品を仮説の元に関連付けていく『すごい科学で守ります』の続編なのですが、1冊目は戦隊モノ、もっと〜は石ノ森作品を中心にとりわけライダーの仮説は白眉の説明がなされているので、未読の人は是非ご一読を。

今日もまとまりのない与太話を長く買いてしまったので、終わり。