もしも〜もう一度あなたに会えるなら たった一言 伝えた〜い ありがとう ありがとう〜♪

ありがとう、ドラえもん


今、2代目ドラえもんの実質的な最終回を見終わりました。
『ハリーのしっぽ』『ドラえもんに休日を?!』2本とも楽しませてもらいました。

『ハリーのしっぽ』のあらすじは、

物置から、のび太のひいおじいさん:のび吉が残した巻物が出てきた。そこには、天からやって来る災難に備えた品を庭に埋めたと、書かれていた。

 その災難とは、ひいおじいさん:のび吉の少年時代のできごとで、なんと来年ふたたび同じ災難がやって来るらしい。
 
災難のことが気になって仕方がないのび太は、その昔、いったい何が起きたのか確かめようとして…!?(引用:ドラえもんNOTE様 http://www.fetake-to.com/news2.php

災難とはハリーのしっぽといい、明治時代ではハリーのしっぽが通り過ぎる間5分間、息を止めておくことで助かるのではないかと迷信が信じられ、その間呼吸をする為に自転車のチューブをのび吉は買おうとするが購入できずに途方にくれている所、のび太は浮き輪を1986年から持って行き、陰から渡す事で助けようとするが、結局ハリーのしっぽとはハレー彗星の事を指し、何事もなくハレー彗星は通り過ぎる。

1986年に戻ったのび太は庭を掘ると、ボロボロになった浮き輪が出てきて、それを元にドラえもんのび太で次に来るハレー彗星に思いを巡らすという内容でした。

開始直後、何故1986年のハレー彗星接近のエピソードを2005年の今、流すのかと疑問に思いましたが、浮き輪をドラえもんという作品、のび吉が大山のぶ代を始めとする現行のキャスト・スタッフ、のび太水田わさびを始めとする新生ドラえもんのキャスト・スタッフと置き換えると、のび吉が神(藤子・F・富士雄)から授かった浮き輪を次にのび太の世代に受け渡す世代交代を暗示した内容の作品として、現行スタッフのメッセージだったのではないかと感じました。(曲解しすぎかな?)

また『ドラえもんに休日を?!』も以前から何回かアニメ化されたエピソードでしたが、今回2代目ドラえもんの最終作として、主要メンバーを総登場させる為のリメイクが施された作品でした。

こちらは、いじめっ子にいじめられてもドラえもんを決して呼ぼうとしないのび太を見直し助けに入ったり、のび太ドラえもんの仲直りを促すシーンなど、ジャイアンスネ夫が単なるいじめっ子ではなく、視聴者に大切な友達である事を再認識させる好エピソードでした。

2代目ドラえもんの最終回を極端に意識させる事なく、新しいキャスト・スタッフに奇麗にバトンタッチできる、いい幕引きだったとこれまでの思い出を思い返しながら、余韻に浸らせていただきました。

最後に
大山のぶ代さん
小原乃梨子さん
野村道子さん
たてかべ和也さん
肝付兼太さん
千々松幸子さん
その他、2代目ドラえもんに関わったキャスト・スタッフの皆さん
お疲れ様でした。
本当に素晴らしい作品を、どうもありがとうございます。

どんなに年を重ねようと、自分の記憶から皆さんの作り上げたドラえもんの思い出は、決して消える事はありません。

皆さんの今後の御多幸を願って最後にもう一度、
ありがとう。


本当は、ケチを付けたくないんですけど、敢えて苦言を呈すならば、
ωのED曲はいらねぇ。
折角のいい幕引きが、台無しだ・・・