なんでもないような事が幸せ

退院しますた。


予定では2回の抗がん剤治療で退院できる所、
退院前日に1回追加で投与しようといわれ延長が入り、
約4週間ちょっとで退院できました。


とにかく長かった・・・


現状、
・顔全体が肌荒れ、ひび割れやにきびが噴出。ヒリヒリして痛い。


・患部である左頬の腫れが引くも、火傷したかのように変色。


・左頬の内側は口内炎のようになり、刺激に弱く、少し麻痺した感じ。
舌の左側面は痺れた感じで味覚障害


・胃のもたれによる吐き気と食欲減退。


これらの副作用と戦っています。


いや〜、抗がん剤の副作用は酷いとは聞いていたけど、
こんなに酷いとは思わなかった。
これでも去年から効きが良く、副作用が少なく、保険の利く抗がん剤が使えるようになり、元々副作用の少ないといわれる超選択的動注療法だから、少し調子が悪くなるくらいかなとタカを括っていたけど、これはとにかく辛い。


ただ、左頬があからさまにしぼんだ事から副作用の代償を味わうだけの成果は上がったんじゃないかと思う。
後は、この小さくなったガン細胞を外科手術で顎のパージと一緒に取り除くことで、今回の治療は一段落するのだろう。
来週、K大学病院にまた転院し、入院スケジュールが決まるんだろうな。
もう、入院はうんざりなんだけど我慢するしか。


今回、入院前は自由がなくなるのが一番辛いんだろうなと思っていたのだが、
いざ入院してみると息子とコミュニケーションが取れない、
息子の成長が見れないのが、自分にとってこんなにキツイとは思わなかった。


本当、人間って変わるもんだね。
嫁そっちのけで子供を溺愛するバカ親になるなんて独身時代の自分には思いも寄らなかったよ。


また、すぐに苦行が始まるんだろうが、健康になればいくらでも子供と遊べるんだと自分に言い聞かせてがんばろう。